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2007年における中国花卉国際貿易状況の分析(三)
■ 徐向昱,陈一,李春艳
(1.中国食品土畜輸出入商会花卉支会100062;2.北京華潤濃諮問有限会社100125)
中国花卉国際貿易に現れた力強い成長情勢は、我が国の花卉産業発展の優位と巨大な市場潜在力を明らかに示した。さて、2007年中国花卉国際貿易状況について分析して、花卉国際貿易会社の参考になることを願っている。
(二)切花
2007年度切花の総輸出額は3,056万ドルで、昨年同時期より10.83ポイント上昇した。中国花卉保鮮技術レベルと国内デリバリーのボトルネックなどの制約があるので、現在中国の切花の主な輸出市場は周辺の国家と地域に集中していて、日本、シンガポール、香港、タイ、マレーシア、韓国、ロシア、カザフスタン、キルギスタンと澳門への切花の輸出額が(切花の)総輸出額の95.27%を占めた。花卉消費大国の日本は相変わらずわが国の花卉製品、特に切花の主な輸出市場だ。2007年度日本への切花の輸出額が(切花の)総輸出額の63.65%を占め(図12)、日本への輸出貿易情勢が穏やかだが、輸出成長幅2006年の53.8ポイントから2007年の19.66ポイントまで下落した。日本へ輸出する中国の切花は品質、供給周期、新品種の選びなどを改善しなければ、日本市場でコロンビア、エクアドル、ケニアなど花卉新興輸出国家・地域の日に激しい競争に直面して、輸出額の成長幅と(日本市場での)シェアがきっと落ちる。中国切花輸出額の上位5を占めている国家・地域は2007年、輸出の成長幅が全体的に下落した。そのうち、シンガポール、タイとマレーシアへの輸出の成長幅はそれぞれ2006年度の106.7ポイント、132.8ポイント、158.5ポイントから2007年度の38.4ポイント、51.5ポイント、69.2ポイントまで下落した。特に香港市場の下落幅が大きくて、輸出の成長幅が92.3ポイントからマイナス45.2ポイントまで下落した。それゆえ、シンガポールは香港の代わりに、中国の切花輸出の第2番の市場になっている。それに対して、韓国市場への輸出の成長幅が2006年度の25ポイントから2007年度の117ポイントまで上昇して、良い市場将来性があるのだ。しかし、2005年度激増したロシア、カザフスタンとキルギスタン三つの(中国切花輸出の)新興市場は、2007年ある程度に落ちこみ、特にカザフスタン市場への輸出の成長幅が2006年度の541ポイントから2007年度のマイナス75ポイントまで下落した。わが国はまだ上述の市場で穏やかなシェアを占めていないと判断できる。トルコとイランが上述の国家へ花卉輸出量を増加するにつれて、中国企業が直面する競争圧力が高まり、どのように上述の国家で市場シェアを固めて、拡大するのか、切花を輸出する中国企業が現在解決すべき課題となった。中東市場の開拓が成果をあげ、アラブ首長国連邦とサウジアラビアへの輸出額が始めてわが国の切花輸出対象国・地域のトップ15に入った。それに、成長幅が大きくて、将来の5年間、この二つの市場は切花輸出の新興ターゲット市場になる可能性がある。
図122007年度中国切花輸出国家・地域の構成

図132007年度中国切花の主な輸出対象国家・地域の輸出額の推移

2007年我が国輸出した切花の品種で、カーネーションの輸出額が1,254.8万ドルで、切花総輸出額の41%に達し、輸出切花のトップ1となった。菊とコウシンバラの輸出額はそれぞれ648万ドル、425万ドルで、切花総輸出額の21%と14%を占めた(図14)。では、我が国輸出した主な切花についていちいち分析する。
図142007年度中国輸出した切花の主な品種

現在、日本市場は我が国輸出したカーネーションの第一のターゲット市場で、年間輸出額が976.4万ドルで、カーネーション切花の総輸出額の77.8%に達し、日本市場への高い依存性が現れた(図15)。そのため、4月と5月の推移曲線が背離したが、他の月間では中国全体の輸出推移は日本市場とほぼ一致した。日本税関の貿易統計データによると、2007年度中国からのカーネーション輸入額が13.97億円で、日本の総輸入額の24.96%に達したそうだ。為替相場の変化や貿易統計の方法の相異で、両国の貿易統計データは200万ドルの差異があるのだ。2007年度コロンビアは日本へのカーネーション輸出額が37.89億円で、日本の総輸入額の67.67%に達し、日本市場で中国の最大のライバルとなっている。市場シェアの格差のほかに、中国のカーネーションの単価はコロンビアと大きな差があるのだ。中国のカーネーションの単価は1キロ566円で、コロンビアは1キロ1160円だ。日本市場で中国のカーネーションの低質低価格のイメージをどのように変えるのか、中国企業に対して大きな課題となった。2007年度中国が日本へのカーネーション輸出は1月、2月、6月、7月、10月、11月がオフピーク期で、3月、9月と12月がピーク期で、特に3月は輸出額の最高値を記録した(図16)。2007年度日本カーネーションの輸入月間推移図(図17)に比べると、5月の推移が差異があったけれども、他の月間の推移がほぼ一致した。図17のデータを分析してから、一つの結論をまとめた。コロンビアの花卉輸出商は日本市場の需要変化によって生産周期を調節する能力、生産周期の合理性と生産商の全体的な生産能力が中国企業より優れた。もし中国企業はその三つの方面で改善すれば、日本市場でコロンビアとの格差が是正できるだろう。
カーネーション切花の輸出対象国・地域の第2位から5位を占めているタイ、香港、韓国とシンガポールの市場需要の周期性は差異が大きい。タイ市場の需要ピークは5月の母の日と12月の新年だ。香港市場の需要ピークは2月の中国旧正月で、2月以後市場需要が急速に減って、5月以後低い需要で穏やかな状態を保っている。韓国市場の需要ピークは4月と5月で、6月に需要が低迷状態で、そしてだんだん回復して、10月に2番の需要ピークが現れた。シンガポール市場の需要は一年でほぼ穏やかな状態を保っている(図18)。
図152007年度中国カーネーション輸出対象国家・地域の構成

図162007年度中国カーネーションの輸出月間推移(全体と日本)

図172007年度日本カーネーションの輸入月間推移

図182007年度中国カーネーション切花の輸出月間推移(他の国家・地域)

2007年度カーネーションを輸出した省市の分布から見ると、雲南省と浙江省は輸出額の上位2を占め、それぞれ669万ドルと515万ドルで、総輸出額の53%と41%を占めた。他の省市の輸出額は総輸出額の6%も足らない。2007年度、雲南省のカーネーションの輸出ピークは3月、5月、9月と12月で、浙江省の輸出ピークは3月―5月、9月と12月だ(図19)。図19の推移曲線を図18の曲線と比べると、下記の結論をまとめた:
- 雲南省のカーネーションの輸出月間推移は日本の輸入月間推移と大体一致するので、雲南省のカーネーションの輸出が以前より、国際市場の需要の周期性変化をちゃんと把握した、と言える。
- 浙江省は4月の輸出額が雲南省のを上回ったが、国際市場の需要ピークの5月に輸出額が激減した。そういう状況が二つの原因があるかもしれない。一つは、2007年度日本へ輸出した浙江省のカーネーションの生産周期の制御が問題があったので、納品周期も変わった。もう一つの原因は、4月に韓国市場の需要の激増で浙江企業が韓国への輸出額が増加した。いずれにしても、国際市場の需要ピークの5月に、浙江省のカーネーションの輸出額の激減のせいで、現地の花卉生産商は大きな国際市場シェアを失った。
- 浙江省は3月の輸出額が雲南省の月間最高輸出額を上回った。それゆえ、浙江省のカーネーションの輸出が大きな潜在力があり、もし生産周期の制御を改善すれば、輸出額が必ず大幅に上がると言える。
図192007年度カーネーションを輸出した主な省の月間推移

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